星がいつもきれいに見えていたはず・・・
ねぇさまのはからいで・・ルシフ様と同室の戦艦の部屋
窓の外にはいつも輝く星空があったはず・・
でも今は・・霧が・・そう・・霧・・
地上に発生するはずの霧・・
「姫・・・ひめ・・・私の声は聞こえますか・・・」
「ぇ・・・・姫って・・ぇ・・はぃ・・あなたは・・誰・・」
「よかった・・・間に合いました・・私はあなたをお守りしていた・・者どもを束ねる・・ファレノ」
・・・・・ねてるわけではない・・・今・・私の前には霧しかない・・
「胡蝶蘭…・ファレノ…」
「はぃ・・・立派に・・・成長いえ・・まだ途中のようですが」
ファレノプシス…胡蝶蘭の…別名…霧の館を守る者の統括者
「マスターが姫が館から消えた事・・・気づきました…お気を付けください」
「ぇ・・・マスター?」
「貴方様は・・館の希望…マスターに縛られない唯一の存在…あなたを守護する闇を信じて」
・・・・・・・・そこで・・会話は終わった・・・私は・・なにからのがれてるの・・希望とは・・
守護する闇・・・あの方の闇が・・そうであると信じて前に進む・・
そう決めた・・闇が・・待っていると・・気づいたあの時から
PR